2013年10月31日木曜日

エゴン・シーレ忌

挑発の眦エゴン・シーレの忌

タブーなきエロス エゴン・シーレの忌




-1918年10月31日、スペイン風邪のために28歳で死去-

2013年10月30日水曜日

足下の地球

「プルートは申すまでもなく地獄の王であるが閻魔王から想像すると青いいんうつなそして高貴な顔の印象が大分相違している。かりに仮名を提案してみるならば、冥王星か幽王星であろう」

「いまね、あたしの足の下で地球がくるっと回ったんですよ」

野尻抱影

野尻抱影忌

星くずの星へと還る抱影忌

抱影忌星の夢見る老少年




-1977年10月30日、老衰により91歳で死去-

やり過ごす

白露やこの世少しくやり過ごす

2013年10月29日火曜日

2013年10月27日日曜日

伊藤若冲忌

魁のデザインアート若冲忌




-寛政12年9月10日(1800年10月27日)、85歳で死去-

奥行き

実物の奥行き遠き美術展

2013年10月26日土曜日

そぞろ男

男こそなくてもよけれそぞろ寒

伴淳三郎忌

伴淳忌お笑い栄えて喜劇消ゆ

女には真顔の泪伴淳忌




-1981年10月26日、食道静脈瘤破裂により73歳で死去-

2013年10月25日金曜日

稲垣足穂忌

人体の筒で星みるタルホの忌

肛門の存在学へタルホの忌




-結腸癌で入院、1977年10月25日、急性肺炎を併発し死去。享年76歳-

だれもかも老いて

だれもかも老いて出でくる芒原

2013年10月23日水曜日

2013年10月20日日曜日

深淵

「汝、久しく或る深淵を見入る時、その深淵もまた汝を見入る」 

「人間とは・・・深淵に渡された一本の綱である」  

ニーチェ

終末

終末というものない国秋収む

2013年10月13日日曜日

2013年10月12日土曜日

2013年10月10日木曜日

2013年10月8日火曜日

2013年10月6日日曜日

雑感-「エリジウム」

65歳の未来学者レイ・カーツワイルは、一日に150もの錠剤を飲みながら、2045年まで生き延びようとしているという。

2045年には何が起こるのか?

彼の予測では、2029年にはコンピュータの能力が人間を超え、2045年には全人類の知能を合わせたものよりも進化するという。

それを、彼はシンギュラリティ(特異点)と呼んでいる。

そして、2045年にはすべての病気が治療可能となり、人間は機械と常に結合され、人類は<不老不死>となるという。

映画「エリジウム」は、その2045年よりもさらに先の2154年の世界を描いている。

この未来世界では、カーツワイルが予言したことはすべて実現している。一つの例外、<全人類>ということを除いて。

シンギュラリティの恩恵にあずかれるのは、ほんのひとにぎりの超富裕層だけで、彼らは、エリジウムと呼ばれる宇宙コロニーで老いや病から解放されて、優雅な生活を楽しんでいる。それに対して、大多数の人類はスラムと化した地上で貧困と搾取に苦しみながら、エリジウムに行くことをむなしく夢見ているという設定だ。

これは、未来社会というよりも現代社会の寓意というべきかもしれない。とすれば、エリジウムは遠い未来のことではなく、現代社会にすでに存在している。

以下、ネタバレになるかもしれないが、最後にはそのテクノロジーの理想郷もレジスタンスの蜂起によって崩壊し、エリジウムのテクノロジーは全人類へ<解放>される。それは血なまぐさい革命ではなく、テクノロジーによってリブートされるのだが・・・。

この映画は、ニール・ブロムカンプ監督による現代社会への痛烈なメッセージなのだ。



2013年10月2日水曜日

ボトルネック

天高く善意の遺伝子また消えて

(老人を身を挺して救った女性へ・・・)

2013年10月1日火曜日