ギュスターヴ・クールベ忌

これはこれはと世界の起源クールベ忌

Gustave Courbet


－1877年12月31日、亡命先のスイスで死去。享年58歳－

（参考）ギュスターヴ・クールベ　－Wikipedia

ロマン・ロラン忌

最後まで平和の声上ぐロランの忌

1944年12月30日没　享年78歳
ロマン・ロラン

＜1943年から病床に就くが、1944年にパリ解放を知り、ソヴィエト大使館の十月革命祝賀会に出席。レジスタンス犠牲者追悼会にメッセージを送り、年末には原稿の校正を終えると永眠した。＞Wikipedia

頻出語

頻出の言葉いくつか日記果つ

途切れた夢

途切れた夢の続きの冬日向

南方熊楠忌

定職はミナカタクマグス熊楠忌

Minakata Kumagusu


－1941年（昭和16年）12月29日、萎縮腎のため死去。享年74歳－

（参考）南方熊楠　－Wikipedia

墓所は、熊野の高山寺にある。

モーリス・ラヴェル忌

音楽の出口閉ざさるラヴェルの忌

Maurice Ravel


－1937年12月28日、脳手術を受けた後に昏睡、死去。享年62歳－

（参考）モーリス・ラヴェル　－Wikipedia

日向ぼこ

幸せはささいささやか日向ぼこ

戻る家

煤逃げや逃げてもいつかは戻る家

ポップコーン

数え日やポップコーンをまき散らし

ギュスターヴ・エッフェル忌

低き者高きを目指すエッフェル忌



－1923年12月27日、自らが設計した自宅で死去。享年91歳－

（参考）ギュスターヴ・エッフェル　－Wikipedia

ハインリッヒ・シュリーマン忌

古代への熱き思いシュリーマン忌

Heinrich Schliemann


－1890年12月26日、旅行先のナポリの路上で急死。享年68歳－

（参考）ハインリッヒ・シュリーマン　－Wikipedia

チャールズ・チャップリン忌

平和こそ笑いの根源チャップリン忌

Charles Chaplin


（参考）チャールズ・チャップリン　－Wikipedia

三船敏郎忌

最期まで日本男児ミフネの忌




－1997年12月24日、全機能不全のため77歳にて死去－

（参考）三船敏郎　－Wikipedia

クリスマス

無神経な人ばかり見てクリスマス

身勝手

ちょっとした身勝手が嫌いすきま風

隠しごと

隠しごとなくて淋しい風邪薬

底冷えの町

底冷えの器のような町に住む

トマス・ロバート・マルサス忌

何十億の人の口開くマルサス忌

Thomas Robert Malthus


－1834年12月23日、68歳で死去－

（参考）トマス・ロバート・マルサス　－Wikipedia
（参考）１０万年の世界経済史　－松岡正剛の千夜千冊

冬至

この星にしがみついてる冬至かな

ジャック・マイヨール忌

魂は海へとマイヨールの忌

Jacques Mayol


－2001年12月22日、うつ病のため自殺。享年74歳－

（参考）ジャック・マイヨール　－Wikipedia

F・スコット・フィッツジェラルド忌

偉大なる破滅フィッツジェラルド忌

Francis Scott Fitzgerald


－1940年12月21日、心臓麻痺をおこし愛人のアパートで死去。享年44歳－

（参考）F・スコット・フィッツジェラルド　－Wikipedia

伊丹十三忌

空白は満たせぬ伊丹十三忌

ミンボーの女


－1997年12月20日、投身自殺（死因には諸説あり）。享年64歳－

（参考）伊丹十三　－Wikipedia
（参考）空白を満たしなさい　－平野啓一郎

終電車

終電車もういい世界はひとつ、じゃない

ねくらなねぐら

帰るのは根暗かねぐら冬帽子

エミリー・ブロンテ忌

荒野より嵐が丘エミリー・ブロンテ忌

Emily Brontë


－1848年12月19日、結核のため30歳で死去－

（参考）エミリー・ブロンテ　－Wikipedia

雪ならぬ雨

雪ならぬ雨それぞれの目的地

アントニオ・ストラディバリ忌

伝説も有料ストラディバリウス忌

Antonio Stradivari


－1737年12月18日、93歳で死去－

（参考）アントニオ・ストラディバリ　－Wikipedia

シモン・ボリバル忌

革命の夢から覚めてボリバル忌

Simon Bolivar

－1830年12月17日、カリブ海の港町サンタ・マルタで死去。享年47歳－

（参考）シモン・ボリバル　－Wikipedia

冬満月

あの時もその時も過ぐ冬満月

梢の先

梢の先へ先へと冬の雲

惜しみなく奪う

惜しみなく奪うものなく初氷

思いの丈

あるはずの思いの丈に冬満月

最後の図書館

もう二度と来ない図書館冬すずめ

ふと見れば

ふと見れば往年の人年の市

女子高生

マフラーの大蛇のように女子高生

配置換え

極月の頭の中のごみ屋敷

ヴォルフガング・パウリ忌

物理にも共時性かなパウリの忌




－1958年12月15日、膵臓癌で死去。享年58歳－

（参考）ヴォルフガング・パウリ　－Wikipedia
（参考）シンクロニシティ　－超心理学講座

池塘のカラスザンショウ

池塘には私一人と一本のカラスザンショウくがねのように

アンドレイ・サハロフ忌

水爆の父の回心サハロフ忌




－1989年12月14日、心臓麻痺のため急死。享年68歳－

（参考）アンドレイ・サハロフ　－Wikipedia

ワシリー・カンディンスキー忌

独裁者の嫌うカンディンスキーの忌




－1944年12月13日、ナチス占領下のパリ郊外で死去。享年78歳－

（参考）ワシリー・カンディンスキー　－Wikipedia

熱の異称

腰骨のあたりに寄りくる冷たさに愛とは熱の異称と思う

寂しくないさびしさ

網入りのガラスの窓に冬の日が耀う寂しくないさびしさに

小津安二郎忌

墓碑に「無」の一文字残す小津忌かな




－1963年12月12日、還暦の日に死去。享年60歳、生没同日だった－

（参考）小津安二郎　－Wikipedia
（参考）隣町探偵団　－平川克実

千石剛賢忌

寄る辺かなイエスの方舟千石忌




－2001年12月11日、福岡市の病院で死去。享年78歳－

（参考）イエスの方舟事件　－Wikipedia

結び目のような時間

一ヶ月先には結び目のような時間が溶ける消えゆく日々と

山本七平忌

日本教のラビというべし七平忌




－1991年12月10日、膵臓癌により死去。享年69歳－

（参考） 山本七平　－Wikipedia
（参考）現人神の創作者たち　－松岡正剛の千夜千冊

夏目漱石忌

文豪も家族の凡夫漱石忌




－1916年（大正5年）12月9日、大内出血を起こして死去。享年49歳－

（参考）夏目漱石　－Wikipedia
（参考）夏目鏡子　－Wikipedia

ジョン・レノン忌

イマジンを破る銃声レノンの忌




－1980年12月8日、自宅前において銃で殺害される。享年40歳－

（参考）ジョン・レノン　－Wikipedia

開戦日

戦場に行くか行かぬか開戦日

マルクス・トゥッリウス・キケロ忌

チッチェロとは俺のことかとキケロの忌




－紀元前43年12月7日、アントニウスの放った刺客により殺害される。享年63歳－

（参考）マルクス・トゥッリウス・キケロ　－Wikipedia

大雪

大雪（たいせつ）や疲れた政治家眠る朝

ビームラーオ・アンベードカル忌

仏性は平等アンベードカルの忌




－1956年12月6日、65歳で死去－

（参考）アンベードカル小伝

悪人

年忘れ悪人のいる平和かな

アマデウス・モーツァルト忌

メーソンの魔笛の響きモーツァルト忌




－1791年12月5日、35歳で死去－

（参考）ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト　－Wikipedia
（参考）フリーメーソン　－松岡正剛の千夜千冊

カップル

枯園にうかうかカップル入り来る

ゆりかもめ

ジロジロと見てんじゃねえぞゆりかもめ

ダウンコート

ふかふかやダウンコートの人の笑み

冷たい手

冷たい手冷たさ知らずに別れかな

トマス・ホッブズ忌

赤ん坊の苦労死ぬまでホッブズ忌




－1679年12月4日、91歳で死去－

（参考）トマス・ホッブズ　－Wikipedia

ロバート・ルイス・スティーヴンソン忌

宝島の夢の夢スティーヴンソン忌




－1894年12月3日、サモア諸島中のウポルー島で死去。享年44歳－

（参考）ロバート・ルイス・スティーヴンソン　－Wikipedia

マルキ・ド・サド忌

Sという文字まで捩れるサド忌かな




－1814年12月2日、シャラントン精神病院で死去。享年74歳－

（参考）マルキ・ド・サド　－Wikipedia

アレイスター・クロウリー忌

黒魔術苦労厭わずクロウリー忌




－1947年12月1日、心筋退化及び慢性気管支炎で死去。享年72歳－

（参考）クロウリーの生涯